Now Loading

Photography

またね、な秋

2023.12.01

COLUMN

またね、な秋

12月がやってきました。なんだか本当にあっという間。
日々の出来事の一つひとつを噛み締めて生きています。
この秋は仕事もプライベートもとても充実していて有意義な時間を過ごすことができました。

その中でも中学からの友人と数年ぶりに会えたことが今思い出しても心じんわりする良い時間でした。

文武両道、才色兼備、清らかな空気を纏うその友人はいつ会っても眩しいくらいに美しくて私にとってパワースポットのような存在。(安易な言葉だけど本当にそう)会うと元気になります。

そしてこの友人こそが、私を写真の世界へ呼んでくれた人。
カメラマンになってみないかい?と誘ってくれました。
それまで全く異なる業界にいたけれど、迷わず飛び込んで良かったと心から思います。

友人との思い出はたくさんあるけれど、特に印象に残っているのが一緒の会社で働きはじめた時のこと。1月の仕事初めに書き初めをして、それはそれは見事な美しい文字で「場数」と書いた友人。
「場数って大事だよね。場数踏んでくぞ〜。」と笑顔で言った彼女の姿が今も私の記憶に鮮明に残っています。
ノミの心臓な私、常に全方位もれなく何かしら心配して過ごしていますが、そのたびに彼女の姿を思い出しては自分を奮い立たせて進んでいます。

お互い変わった部分はもちろんあるけれど、変わらないねと確認しあえる関係がとても心地よく、再会の日は筋肉の大切さを語り、会えてありがたや〜と互いを拝み、また会おうねと約束をして別れました。

あの頃の私たちはいつも笑い合いながら風を切って走っていたし(二人とも陸上部)、休み時間にはベランダに出て将来の夢を語り合ったものでした。
そしていつか一緒に仕事をしようねと話したその夢は、当時描いていた職業とは違うけれどカメラマンとして叶えることができました。

彼女は海外で暮らしているのでなかなか簡単には会えないけれど、また会える日を楽しみに過ごします。

さて2023年もまだ1ヶ月残っていますが、今年を振り返ってもここ数年を振り返っても私はとても出逢いに恵まれ、素敵な人たちがそばにいてくれているとしみじみ思います。そしてそれは遠い昔から続いていたのだなと。

出会いと別れは必ずあって、起きた出来事で行く先も選ぶ気持ちも変わっていくけれど、変わらずの持ち物はどんな時も感謝する気持ち。そしてどの時間も大切に過ごすこと。

さてさて今月も元気に駆け抜けるぞ〜。

本日の一枚

お台場で見かけた植物。お台場に降り立つのは初めて?でした。
海には海らしい植物があるなあとなんとも短絡的な言葉が浮かびながら撮ったもの。そんな私をじっと見つめた複雑なようで規則的な美しい姿でした。

OTHER COLUMN