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Photography

本のご紹介の巻

2022.12.01

COLUMN

本のご紹介の巻

みなさまこんにちは。今年も残り1ヶ月。
ここ数日は寒さも控えめ、雨が続きますが過ごしやすくて良いですね。

さて先月のお話になりますが、私の友人でイラストレーターの田村記久恵さんが本を出版されました。
書店で本を見つけた時、花がぱぁぁと咲いたような、とても嬉しい気持ちになりました。

記久恵さんの家族構成は、アメリカ人の旦那さま、そして二人のお子さんと2匹の猫ちゃん。
この本はそのご家族との日常がギュッと詰まっている内容です。

記久恵さんたちと私の出会いは、2020年の夏頃。私の事務所に撮影に来ていただいたのがきっかけです。この出会いを自分の大切な人たちにすぐさま伝えたくなった(というか伝えた)くらい、素敵な時間でした。

それからというもの記久恵さんにはとてもお世話になっています。仕事も人生も大先輩。友人と言っていいのかとドキドキしつつも、大人になってから心のある言葉を交わせる出会いを持てた喜びはその形容以上のものがあるのだなと感じています。

そんな記久恵さんの本。待ちに待っておりました。
ほぼ英語の内容ですが、温もりあるイラストと文字の形、大好きな皆さんの姿を思い出しながら楽しく眺めています。
そう、私は英語が全くできないので眺めている、が今は正直なところ。
ですが、英語ができない私でも楽しい気持ちになるのは、記久恵さんファミリーを知っているからという理由があると思います。アルバムを見ているかのような、そんな気持ちに近いかもしれません。

でも旦那さまのスティーヴさんの英語で書かれたあとがきを読んだ友人が
「お子さんをとても大切に思っておられる。それがよくわかる文章です。」
と教えてくれた時に、その想いを自分で知ることができなかった歯痒さを感じました。
ということで早速英語の勉強を始めています。もちろんこの本を語学書として。

記久恵さんの言葉はとても心地が良くて、軽やかで美しい…と思えば武士のような背筋が伸びた佇まいもある。表現すること、書くこと、伝えることを生業とする責任を持っていらっしゃると常に感じます。憧れです。

好きな人のことを思うと言葉が溢れてくるし、その温度を心地よいと感じるのは自分ばかりなり…というのは分かっているのですが、言葉が止まらなくなってしまいました。まだまだ書きたいけれど…。
一つだけ訂正を。先述で私は記久恵さんファミリーを知っているから感じることがある、と書きました。もちろんその部分は多くを占めますが、客観的な視点に切り替えても各所にそれぞれの価値観や文化の違いなどがイラストと共に丁寧に描かれていて、学びが多くとても楽しめる内容でした。
もっと深く理解できるよう、英語頑張ろうっと。

最後に。
記久恵さん、ご家族の皆さんこの度はご出版おめでとうございます。
皆さんでつくられた本、色々なものが詰まっていて、うん、宝箱みたい。
大切に読ませていただきます。

引き続きのご活躍、そして皆さんがハッピーでありますよう心より願って。


本について

題名 『Postcards from a Bilingual Family 日×米家族の11年』
著者 田村記久恵
訳者 Steve Ballati
発行元 IBCパブリッシング
発行日 2022.11.21

週刊『Asahi Weekly』で2011〜2022年まで11年間連載された全話を加筆修正、+α(家族によるコラムなど)。
『日本人の妻 × アメリカ人の夫、日本で生まれ育った2人の子どもたち。その日常を通して再発見する“異文化比較”。』
(※ウェブサイトより引用)

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