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Photography

Man errs as long as he strives.

2024.11.01

COLUMN

Man errs as long as he strives.

皆さまこんにちは。
先月の反省をもとに、今回のコラムは早めに書いております。
とはいえども、文章を書くというのは実に体力のいることだなあとしみじみ感じており、思うことはたくさんあれど言葉にすることの難しさと言葉にしたことで生まれる責任をつい考え込んでしまう次第です。

さてとまずは仕事の振り返り。
実に楽しく充実した毎日。撮影の翌日は肩や腕、その撮影で使った体の部分が必ず筋肉痛になるほど。筋トレはやっているのですが、それを上回る運動量や緊張があるのだなと写真のデータを保存しながら自分の身体とも向き合う時間が好きだったりします。

今月で継続したご依頼をいただいて四年目になるクライアントさまがいます。
三年前、お声をかけていただかなかったら私はもうこの土地にいなかったかもしれないと、かの日々を思い出します。

働く皆さまがとてもあたたかくて、撮影に行くと私はいつも元気をもらって事務所に戻ることができています。このご縁をいただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

先日、そのクライアントさまが年に一度行う大きなイベントがあり一日撮影をさせていただきました。
改めて素敵な人たちだなと、皆さまの姿をカメラ越しに見て心にグッとくるものがありました。

私は一人で仕事をしているのでいつでもどこへでも行けるという考えをベースに持っていますが、この場所で、もっと写真の力を身につけて、お役に立てるようになりたいと決意した日にもなりました。

決意というのはふとしたタイミングでやってくるものなのですね。
ふわっとしたところがある(可愛い意味ではない)と指摘されることがしばしありましたが、この決意ができたというのは私自身とても嬉しく静かに確かな力が湧いてくることも知りました。

来年の二月で独立して五年目を迎えますが、多くの良いことの中には心が折れそうになることや悔しさで眠れない夜、逃げてしまいたい日を過ごすこともありました。それでも私の支えは仕事であり、素敵なクライアントさまとお仕事が続いていることが心を保てている理由のひとつだと思っています。

そして最近では、もっと堂々と背筋を伸ばして立っていなさいよ、と敬愛する方からのお言葉もありました。どんな場面でも誰に何を言われても誰も見ていないところでも。
ふむ…それって結構難しいですよね…(弱気。)
でももしかしたら何かに対して決意を持つということがそこへ繋がる一歩なのかもしれません。
そんな希望を思考と行動にするぞー。


確かなものとは、自分自身との関係でしか持つことができないと実感。
誰かが言った言葉も誰かとした約束も、絶対ということはないのだと思うようにしています。というと少し薄情な感じもありますが。(反故していいということとも違いますしね。)
誰か、ではなく自分。とても大切なことですね。

さてさて、今年も残り2ヶ月。
これからの季節はとても好きな季節。

引き続きじわじわと頑張ります。

本日の一枚

スタジオでテスト撮影した時のもの。
まだ自分一人だけだったため、そのスタジオにあったストロボでサイズ感の確認。
この白い世界を見ると精神と時の部屋を思い出してしまうのは少年ジャンプで育った証。
真っ白な世界は雪の中にいるような、浮遊感を味わえるとても好きな空間です。

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