汲みて知る

雨の多い9月。
過ごしやすい気温にはなったものの、今年の夏の短さは少し寂しい気もします。
季節の巡りに「去年はこうだったね」なんて近しい人と話すその瞬間が好きです。
過去は共有できる人がいるときに良いものだなと感じます。

最近、事務所を整えるために模様替えや書類の整理を行っていて、必要のないものはどんどんと処分しています。
だいぶスッキリしてきました。

ところで世の方々はスケジュール管理はどんな方法で行っているんだろう。
私は手帳で管理をしているのですが、一年が終わった際にはなんとなく取っておきなんとなく保管している状態です。皆さんはどうしているのかしら。
と、突然手帳の話になりましたが今日片付けをしている時にその保管している手帳たちが出てきて、これも処分するか、と思ってたまたま手に取った2019年の手帳の最後のフリースペースのページに「9/18 私はそれを好き？」と走り書きされた言葉を見つけました。「それ」にあたる部分は割愛ですが、2年前の今日に書いた言葉を見つけてとても感慨深い気持ちになりました。

その自分自身への問い。
約1年後「Yes」と答えることになるのですが、2年前の私はもうそんな風に思ってたんだなあと、その文字を愛おしく感じ、当時の自分の気持ちに触れることができた日となりました。
その手帳も含め何年か分をシュレッダーにかけましたが、はからずとも思い出すこととなった当時の気持ちを知った記念にここに書き留めることにします。またいつかここを読み返す日が来るのかしら。

文字と紙の温もりを改めて感じ、その他のたまりにたまった色々なものたちのそれも感じながら全て処分。
これからの事に目を向けこれから築き上げるもののために綺麗さっぱりいたしました。

記憶は曖昧な部分もありますし、それがひとときの感情だったとしても一瞬の出来事だったとしても、何かに残すということは証にもなりますね。
写真もその役割があるんだと思うと、これからどんな風に撮っていこうかと思いを馳せる日にもなりました。

今日はとても良い日だった。

本日の一枚

事務所の庭には百日紅の木があります。今年も花が咲きました。
花で季節を感じるというのはなんだか良いですね。

ここ数ヶ月、忙しく過ごすことができました。大変ありがたいことです。
少し落ち着いたので身の回りを整える時間がつくれそうな気がします。
節目となるこの9月。全てを整理して進んでいこうと思います。